Photo: Atsushi Tokumaru
中村航輔に引き続き、今節からはリオ五輪日本代表のバックアップメンバーに選ばれている中谷も欠いて柏は戦わなければいけない。今季、チームを支えてきた守備の要を失うことは痛手だが、チームには増嶋と鎌田の頼れるベテランCBがいる。ここ2試合、ゴールマウスを守っている桐畑も「何かあったときに(鎌田)次郎とマスくん(増嶋)がいるのはでかい。一緒に出られたら頼もしい」と信頼を寄せる。
確かにここ最近、増嶋はクローザーの地位を確立しつつあり、鎌田もメンバーから外れているが、練習や練習試合ではハイパフォーマンスを発揮。チームにとってなくてはならない存在であることはあらためて説明する必要もないだろう。本人たちも「ここ1カ月ぐらいずっとコンディションは良いから、やることは変わらない。自分に与えられた役割を考えながら試合に臨みたい」(増嶋)、「悔しい時間は続いているけど、パフォーマンス自体は(自分の力を)発揮できていると思うし、結果も出ているので、自信を持ってプレーはできている」(鎌田)と先発で出場する準備はできている様子。現時点でどちらが先発で出場するかは分からないが、チームは余計な不安を抱くことなく試合に臨める。
さらに、彼ら二人以外にも試合に飢えている選手は多くおり、一時期は定位置を確保した中川や秋野などの若手から、その能力に疑いの余地がない田中や大津など、頼もしい選手が控えている。
体力の消耗が激しい夏場は、出場停止やけがなどで必ずしもベストメンバーで戦えるとは限らない。「本当にいる選手全員で準備する。戦える選手が多くいることが8月を乗り越えるためには大事」と大谷。柏はこの夏を総力戦で乗り越える。(須賀 大輔)