世間では第3次安倍改造内閣が発表されたが、佐久間内閣の夏の改造(補強)は甲府の先発陣を代えるほどの人材を獲得できるのか。
「日本人にはことごとく断られた」(佐久間監督)と、Jクラブの日本人選手はオファーした全員に断られ、獲得はゼロ。これはショックだが、来季J1かJ2か分からない地方クラブに一定の実績がある日本人選手が加入の決断をすることが難しいことは想像に難くない。そこで手を伸ばすのが外国籍選手。
ただ、現在いる選手との入れ替えで外国人枠を空けなければならないので、非情と言われることも厭わない決断をしなければならない。その一人目が3日にチュカの契約解除と同時に発表されたFWダヴィの再加入。11年途中に加入し、甲府の3度目のJ1昇格とJ2優勝の初タイトルに貢献したインパクトは強い。残留を争うライバルから見れば脅威に感じると思われるが、それはお互い様で“隣の芝”ならぬライバルの補強は良さそうに見えるもの。ダヴィの練習でのパフォーマンスを見れば現時点では約9カ月間公式戦から離れていたブランクが気にかかる。
甲府はほかにも韓国人DF、アジアのパスポートを持つブラジル人DF、Jクラブのユース出身の19歳の日本人選手(MF、FW)ら、移籍ウインドーに関係なく獲得できる無所属の選手に触手を伸ばしている。ただ、海外でプレーする選手の代理人は評価を“盛る”ので実際に練習参加してみないと、その選手の本当の力を知ることは難しい。 3日から練習参加した韓国人選手は英語を話すという触れ込みで、新たに通訳を雇わずに済むはずだったが、実際は英語力に大きな問題があり、獲得の可能性は大きく下がっている。シーズン終盤を見据える補強はシビアで難しい。(松尾 潤)