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[リオ五輪日本代表]耐えて勝つ/リオ五輪 ナイジュリア戦プレビュー

2016/8/5 6:00


Photos: © JFA
先制点を与えることは禁物。ディフェンス陣の奮闘がカギ

 試合前日になってもナイジェリアがマナウスに到着していない。だが、手倉森誠監督も選手もそうした情報を頭から排除して試合に臨むつもりだ。
 相手はアフリカ王者でかつての金メダリストでもある。油断は禁物だ。「自分たちがやってきた準備に自信と確信を持っていこう」と指揮官は呼びかけ、「相手のストロングポイントをしっかり理解してゲームに入らなければならない」と気を引き締めさせた。
「アフリカ独特のリズムがあるし、身体能力やスピードは日本よりも上だと思う」。ナイジェリアの特徴についてそう解説したのは植田直通だ。だが、間髪入れず力強く続けた。「だけど、自分もそこを売りにしているので負けるつもりはない。そこで真剣勝負をして勝ってチームを勢いに乗らせたい」。
 7月30日のブラジルとの親善試合では失点に絡んだが、体を張ってピンチをしのいだ場面も多かった。それでも植田は「やられたという印象しか残っていない」と言う。悔やまれるのは前半、チーム全体がブラジルのスピードとテクニックに呑まれ、後手、後手に回ってしまったことだ。同じ過ちを繰り返すつもりはない。「ブラジル戦の修正はできている。相手の出方に関係なく、戦うんだという意思を見せないといけない。最初からみんなで行きたいと思う」。
 指揮官がテーマに掲げる“耐えて勝つ”。それには先制点を与えるのは禁物だ。「初戦がすごく大事なのは分かっている。熊本でもたくさんの方が応援してくれている。勇気や希望を与えられるようなプレーをしたい」(植田)。
 前半を無失点で終わらせ、後半勝負に持ち込む――。プランどおりゲームを運べるかどうかは、植田を中心としたディフェンス陣の奮闘に懸かっている。(飯尾 篤史)

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