柏、またもセットプレーに屈す。横浜FMは2ndステージ3位に浮上
あれだけ警戒していたはずのセットプレー。試合前にも、下平監督をはじめ選手たちも異口同音に「セットプレーからだけは絶対にやられてはいけない」と意思統一していたのにもかかわらず、またしても“大きな壁”を乗り越えることはできなかった。
この日与えたCKは3本。簡単にCKを与えないことを意識していた柏にとって、この3本という数字は決して悪い数字ではない。しかし、51分にオウンゴールで先制を許し、68分にそのオウンゴールを献上した中山のゴールで追い付いた矢先の74分、「疲れもあって、一人ひとりが受け持つゾーンが小さくなってしまって、その隙間をやられた」(茨田)もったいない失点で、結局これが決勝点となった。
この日の柏は前半からリズムが悪く、チャンスのほとんどはクリスティアーノのFKから。どこか攻撃がチグハグで、指揮官も「トレーニングしてきた攻撃のところが機能しなかった」と振り返った。
だからと言って、横浜FMが良かったというわけでもない。前半はマルティノス、後半は齋藤を中心にサイドから攻め込むも、こちらも大きなチャンスを作るまでには至らなかった。
それでも、互いに良い部分を出せない展開の中、「しっかり2-1で勝っているし、それ(勝ち切るところ)がマリノスの強さ」と桐畑が口にしたように、オウンゴールとセットプレーにより我慢比べを制したのは試合巧者のトリコロール軍団であった。
これで横浜FMは川崎F、浦和と同じく2ndステージ無敗をキープ。3位に浮上し、上位に踏み止まった。逆にホームで敗れた柏は2ndステージの優勝争いから一歩後退。目標のACL出場権獲得に向けても黄色信号が灯る結果となった。(須賀 大輔)