Photo: © JFA
理想とはほど遠い展開。常にリードを許した日本
ついに迎えたリオ五輪初戦。「追い掛けたくない。先に点を取らなければいけない。そしてコントロール力を発揮できれば」。前日会見でこう語っていた手倉森誠監督だったが、結果として日本はナイジェリアに常に先手を取られ、追い掛ける展開が続いた。
まずは6分、日本の左サイド深い位置でボールを受けたエゼキエルが藤春廣輝と中島翔哉に挟まれながらも強引に突破してシュート。これはGK櫛引政敏がはじくが、こぼれ球にサディク・ウマルが詰めてナイジェリアが先制する。ここから6分間で3ゴールが生まれる慌ただしい展開に。9分に日本が興梠慎三のPKで同点に追い付くと、10分にはエテボのゴールでナイジェリアが勝ち越し。その2分後には、日本が前線のコンビネーションで相手を崩し、南野拓実がGKとの1対1を冷静に沈めて2-2の同点に追い付いた。
その後、試合は一旦落ち着く。日本は守備のブロックを作ってナイジェリアに縦パスを入れさせず、時折入ってくるロングボールにも植田直通がしっかりと対応。このまま同点でハーフタイムを迎えるかと思われたが、42分に三たびナイジェリアがリードを奪う。S.ウマルが塩谷をかわすとゴール前に入ってきたエテボにパス。エテボが放ったシュートは植田がはじくも、再びエテボが拾って逆転ゴールを決めた。
“耐えて勝つ”がテーマの日本。後半こそは堅実に入りたいところだったが、再び立ち上がりに失点する。51分に塩谷と室屋成の間をS.ウマルに突破されると、ペナルティーエリア内で塩谷が倒してしまいPKの判定。これをエテボに決められると、66分にもエテボにゴールを許し、3点のビハインドを背負う。
ただ、日本もこのままでは終わらない。70分に藤春のクロスを浅野拓磨がヒールで流し込むと、終了間際にも鈴木武蔵がゴールを決めて1点差に迫る。しかし、5失点はあまりにも大きく、そのままタイムアップの笛を聞くこととなった。