5戦負けなしの横浜FC。際立ったC大阪の脆さ
開始30秒、田所のクロスから大久保のヘッドで肝を冷やしたC大阪だが、すぐさまペースを奪い返すと、4分、5分、15分と立て続けに決定機を創出。そして18分、今節は1トップとして先発した杉本が関口、山口とのパス交換から中央を崩し、DF二人をかわして右足一閃。コースを射抜いた見事なシュートが突き刺さり、C大阪が先制点を奪った。
C大阪は、序盤は守備でも前からプレス。横浜FCが誇るツインタワーのイバと大久保へ簡単に蹴らせない。何度かイバに収められたところからシュートを打たれたものの、理想的な展開で前半を終えた。
今季は2点目という課題を常に抱えながらの戦いとなっているC大阪だが、今節は欲しかった追加点を奪う。66分、丸橋のCKを山下がファーで折り返し、山村が蹴り込んだ。勝利をグッと引き寄せたかに見えたC大阪。しかし、試合の締め方に失敗する。
75分、69分に交代で入ったカズに決められ1点差に迫られると、杉本が筋肉系の痛みで途中交代を余儀なくされる。代わりに入ったリカルド・サントスにボールが収まらず、横浜FCの攻撃を加速させると、79分、途中出場の永田のクロスをイバにファーで合わせられ、同点に追い付かれた。
2-2の状況から大熊監督は玉田、べサルト・アブドゥラヒミと立て続けに攻撃のカードを切って勝ち越しを狙う。87分、丸橋のクロスから玉田が決定的なヘッドを放つもGK南に防がれる。すると、後半ロスタイム。C大阪にとって悪夢の瞬間が訪れた。右サイドで佐藤のパスを受けたイバに丸橋がかわされると、クロスを途中出場の内田に合わせられ、アウェイサポーターを歓喜に導く決勝点を決められた。
快勝の流れから瓦解したC大阪の脆さが際立つ一方、前節、千葉に今季初の逆転勝ち(2◯1)を収めた横浜FCは、今節も2点差をはね返す粘りを見せて連勝。5戦負けなしで順位も11位に浮上した。(小田 尚史)