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1点差の勝利でも、内容はスウェーデンを圧倒
シュート数は日本の『19』に対してスウェーデンは『5』。相手を圧倒し、世界の舞台で初めて勝ち点3を挙げた手倉森ジャパンだったが、試合後の選手たちに笑顔はなかった。
この試合で勝利したとしても、コロンビアがナイジェリアを下すと、敗退が決まってしまう日本。それでも、目の前の試合で勝利することを目指し、積極的なプレスと素早い攻守の切り替えで、主導権を握った。ただ、攻撃の場面ではスウェーデンが築いた強固な[4-4](前半途中からは[4-5])のブロックを前に、なかなか決定機を作ることができない。
スコアレスのまま前半を終えると、日本は60分前後に矢島慎也、鈴木武蔵を立て続けに投入。63分にはショートCKから矢島がクロス。遠藤航のヘディングシュートはスウェーデンのGKリンデに防がれるも、こぼれ球に鈴木が反応。しかし、再びリンデの好セーブに遭いゴールとはならず。それでも、少しずつスウェーデンをロープ際に追い詰めると、試合はその2分後に動く。左サイドでボールを受けた大島僚太が密集の中をスルスルとドリブル突破。ペナルティーエリア深くに侵入し、ラストパスを送ると、走り込んだ矢島がスライディングで合わせて日本が先制した。
その後も日本はチャンスを量産。66分には興梠慎三のクロスを矢島が折り返し、鈴木がフリーでシュート。しかし軸足が滑り、うまくヒットせず。67分にはCKから塩谷司がヘディングシュートを放つもバーに阻まれ、76分には植田直通がネットを揺らしたが、直前の鈴木のファウルでノーゴールとなった。追加点は奪えなかった日本だが、最後まで相手にチャンスらしいチャンスを与えることはなく、1-0で逃げ切った。
試合終了後、コロンビアが勝利し、グループリーグでの敗退が決まったことを知らされた選手たち。亀川諒史、中島翔哉らは厳しい表情のまま、ピッチに座り込み、しばらく呆然とした表情を浮かべていた。