讃岐の北野監督はショックの色を隠さなかった。
「セットプレー2発、スローインで1発、そこしかやられなかったのは非常に残念だった」。前半の2点と後半のダメ押し弾。アウェイに乗り込んだ群馬が着実な加点で讃岐を破り、勝ち点3を積んだ。
讃岐の試合の入りは悪くなかった。だが、試合の趨勢を変えたのは松下のFKだ。8分に左サイドから入れたFKをファーサイドの舩津が落とし、そのこぼれ球を乾が押し込む。先制に成功した群馬は26分、再び松下が讃岐DFの意表を突くロングシュートで2点目を挙げた。リードを広げた群馬は、堅い守備ブロックを敷きながら落ち着いたポゼッションやカウンターを繰り出し、冷静に試合を進めた。
ただ、讃岐は39分に馬場が群馬DFのスキを突いて1点を返し、後半に入ると勢いを増していく。追撃のムードを木島徹、渡邉らのチャンスにつなげた。だが、群馬は途中出場の瀬川が64分、スローインの流れから「シュートコースが空いて、あとはふかさず、リキまずに」左足を振り抜いてダメ押し弾。我那覇を前線に上げ、システムを4バックに変更して猛攻に出た讃岐を群馬は最後まで抑え込んだ。
勝利した服部監督は「圧力を圧力ではね返す気持ちでやった結果、粘り強い守備が1試合通してできた」と語り、下位争いから脱却するための貴重な勝ち点3獲得を誇らしげに語った。(小野 慶太)