松本は前々節に引き続き、試合終了間際の失点で勝ち点2を取りこぼしてしまった。
試合全体を振り返ると、主導権を握ったのは松本。前節から先発メンバーを5人入れ替えたことも奏功し、リフレッシュされたチームは序盤から躍動。岐阜のラフな守備を受けてセットプレーのチャンスも多く、18分にペナルティーエリア右角付近で得たFKをきっちり生かして、後藤が先制点を挙げる。勢いに乗ったチームは守備も機能し、岐阜は攻撃の糸口を見つけられないほどだった。
前半の展開だけ見れば大量得点の予感すらあったが、松本はチャンスがありながらも2点目を決め切れずに時間が経過。ハーフタイムで落ち着きを取り戻した岐阜は、途中出場のブラジル人アタッカーがカウンターの起点となり、徐々にオープンな展開となっていく。要所を抑えながら“ウノゼロ”のまま最終盤へ突入し、このまま逃げ切ることができれば万々歳の松本だったが、90分にセットプレーのピンチを招いてしまう。ここで一瞬、松本の集中が途切れ、マークの外れた瀧谷が頭で流し込む。土壇場で同点に追い付かれた松本に、勝ち越すだけの体力は残されていなかった。
終わってみれば、この日のシュート数は松本の15本に対して岐阜は5本。ワンチャンスを生かした岐阜に対し、その非効率さが際立つ結果となった。(多岐 太宿)