昇格を切望する堀米が「勝負の月」と位置付けた8月。ここまで2勝1分と、順調に勝ち点を伸ばしている。とりわけ、町田戦で得た収穫は大きかった。
3連戦の3試合目となった今節で、石丸監督はターンオーバーを選択した。疲労がたまっているアンドレイ、山瀬、本多らを休ませ、公式戦から4カ月遠ざかっていた高橋、新戦力の吉野らを先発で起用。高橋はゲーム序盤こそ試合勘を取り戻せていない部分があったが、時間とともに安定感を増し、加入後2試合目の出場となった吉野もスムーズな動きを見せていた。石丸監督が「競争が生まれてチームに変化を起こしてくれるはず」と目を細めたように、苛烈なJ1昇格争いが待つシーズン終盤戦を前に戦力の底上げに成功したことは、大きな価値を持つ。
8月のリーグ戦を締めくくる次節は、京都にとって重要な一戦だ。ホームに迎えるのは首位の札幌。勝ち点差は大きく開いてしまっているが、ここで札幌を叩くことができれば、昇格争いに向き合う上でのこれ以上ない自信となる。さらに札幌は、今季の京都が唯一2点差の負け(第5節・1●3)を喫した相手。選手たちのリベンジを期す思いも強いだろう。
戦力として計算が立った高橋、吉野に加え、195cmの新外国籍選手キロスも控えており、京都の戦術の選択肢は多彩になっている。また、累積警告で出場停止の可能性があったエスクデロと佐藤が今節警告を受けずに済み、代えのきかない二人が札幌戦で不在となる心配もなくなった。「勝負の8月」の大一番に、京都は万全の態勢で臨む。(川瀬 太補)