パウリーニョのミドル一閃。松本、自動昇格圏を譲らず
勝ち点53で2位の松本。同じく51で3位のC大阪。勝ち点差2で迎えた直接対決は、雷の影響で試合開始が遅れ、19時45分キックオフとなった。
互いにシステムは[3-4-2-1]。ミラーゲームとなった試合は前半、守備時は互いに5バックとなるなど堅い展開が続く。その中でC大阪は前節の山口戦(2○0)に続き1トップで先発した玉田が広範囲に動いてリズムを作る。ジワリと相手を押し込むと、38分に両チームを通じて初となる決定機が訪れた。高い位置でボールを奪ったC大阪が右サイドへ素早く展開。田中裕介がクロスを上げ、玉田がファーで合わせるも、シュートは惜しくもサイドネット。すると直後の42分。山口のパスをカットしたパウリーニョがペナルティーエリア外から右足一閃。この試合、何度も良いボール奪取を見せていたパウリーニョの見事なミドルシュートが突き刺さり、松本が先制に成功した。
C大阪は後半開始から田中裕介に代えて酒本を投入。右サイドハーフに配置し、システムも[4-2-3-1]に変更する。それでも状況が好転しないと見るや、大熊監督は67分、松田に代えてベサルト・アブドゥラヒミ、68分に関口に代えて澤上を矢継ぎ早に投入。守りを固める松本をこじ開けにかかるが、相手の陣形を崩せない。松本も途中出場の工藤が決定機を迎えたが、GKキム・ジンヒョンに防がれ、追加点は奪えず。C大阪は82分、杉本のパスをアブドゥラヒミが落として山口が決定的なシュートを放つも、GKシュミット・ダニエルに防がれた。
両チーム、中2日で疲労が色濃い消耗戦はパウリーニョの得点を守り切った松本が勝利。ホームで敗れた第11節(0●1)の借りを返すとともに、直近の3試合連続引き分けの停滞感を払しょくする貴重な勝ち点3を獲得した。最後まで1点が遠かったC大阪は松本との勝ち点差が『5』に開くとともに4位に転落。大阪夏の決戦は明暗がクッキリと分かれた。(小田 尚史)