Match 試合速報

試合一覧

J1リーグ 第9節
8/20(土) 19:00 @ 味スタ

FC東京
1
1 前半 0
0 後半 0
試合終了
0
横浜FM

Preview 試合プレビュー

2nd優勝を狙う横浜FM。必要なのは『3』のみ

2016/8/19 6:00

■FC東京
求められる臨機応変さ、そして個々の自覚

 大敗直後の一戦。FC東京は冷静に課題と向き合い、修正に力を注ぐ。 前節、神戸相手に喫した逆転負け(1●4)。前半は積極的なボール奪取と流動的な攻めで完全に試合の主導権を握ったにもかかわらず、後半は相手のシステム変更も影響し組織が瓦解。次々と失点を重ねた。酷暑の中でプレスが継続できず、また、けがの米本や橋本、出場停止だった高橋と、本職のボランチ勢が軒並み欠場したことも守勢に回ってしまった理由として挙げられる。
 今週、選手たちはその課題解消のために、意識を高めている。今節復帰を果たす高橋は自分のいなかった前節を落ち着いて振り返り、「仮に高い位置でプレスが掛からず低い位置での守備になったとしても、最後に相手にやられなければ問題ない。そこは個人の判断力も大事だし、それが重なってチームの統一感を出していけるようにしないといけない」と語る。一方、篠田監督体制になって以降、トップ下の位置で好調なプレーを続ける東は「積極的にボールを奪いに行く戦い方をしっかりベースにしながら、90分の中で全体のラインが高いときも低いときも、コンパクトにプレーすることは続けないといけない」と試合の潮目を見ながら、全体が臨機応変に対応する必要性を述べた。
 さらに精神面について触れたのは主将の森重。自らも含め、再度個々の自覚を促す。「監督が代わってすぐに連勝したけど、まだまだ自分たちは未熟だということ。神戸戦の後半は一人ひとりが好き勝手にプレーしてしまった。後ろから自分がもっとオーガナイズできれば良かったけど、とにかくピッチに立っている11人がもう一度マリノス戦でまとまって、的確な判断でプレーできるか。そこは意識の問題だと思う」。
 選手の声に耳を傾けていくと、課題の輪郭がくっきりと浮き彫りになった。あとは修正できるか否か。横浜FM戦の勝利も、そこに掛かっている。(西川 結城)

■横浜F・マリノス
アウェイであっても勝ち点1では物足りない

 横浜FMは依然として2ndステージ無敗(4勝4分)を続けている。しかし、直近5試合の戦績を切り取れば1勝4分と明らかに足踏み状態で、首位・浦和との勝ち点差は『6』に広がった。劣勢の展開で勝ち点1を拾っているわけではなく、比較的優勢のゲームをモノにできていない。エリク・モンバエルツ監督はここまでの星取り状況について「負けていないというのは大事なこと」と前置きしつつも、「十分に勝てていないとも言える」と冷静に分析した。
 選手たちは内容に一定の手ごたえを感じつつも、最高ではない結果に対して危機感を抱き始めている。攻撃の核としてチームをけん引する齋藤は、「優勝するためには磐田戦(2nd第5節・1△1)も名古屋戦(2nd第6節・0△0)も大宮戦(2nd第8節・1△1)も勝たなければいけなかった。ここで勝ち点6を失った」と唇をかむ。勝ち切る強さを身に付けなければ、今後上位チームの背中は遠のくばかりだろう。
 ただし試合に負けていない事実を加味すると、大幅な先発変更で目先を変えるのは得策とは言えない。FC東京戦では喜田が出場停止のためボランチに韓国人のパク・ジョンスを組み込むが、そのほかのポジションを能動的に変更するのはとても勇気がいる作業だ。それでも1トップには富樫や伊藤が控えており、負担の大きなサイドハーフには遠藤や前田直輝、あるいは仲川というタイプの異なる選択肢がある。大黒柱の中村は復帰までもうしばらくかかりそうだが、1トップとサイドハーフは組み合わせと起用法で攻撃のバリエーションを増やす一手があってもいい。
 いずれにせよ必要なのは勝ち点1ではなく勝ち点3のみ。3試合連続トップ下で先発することが決定的な天野は「目に見える結果にこだわる」と言い切った。それは天野個人もそうだが、チーム全体にも当てはまること。アウェイゲームだとしても、2ndステージ優勝争いに生き残るためには勝利が欠かせない。(藤井 雅彦)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会