■横浜FC
前回は完敗。オレンジの壁を越えて行け!!
現在、7戦無敗の4連勝。前々節の札幌戦は1-0、前節の東京V戦は2-0と、相手にペースを握られながらも粘り強く無失点勝利を続けている。リハビリ中の主将・寺田も「耐えていれば流れが来るという雰囲気を全員が共有できている」と頼もしさを感じるほどに、チームは好調の中にある。一時は17位にまで落ちた順位も9位に浮上し、J1昇格プレーオフ圏とは勝ち点8差(消化試合は1試合少ない)。今節は6位・清水が相手とあって「今シーズンを占うと言っても過言ではない大事な試合」(中里)になる。
第18節のアウェイでの対戦では、体調不良のミロシュ・ルス前監督の代行として増田功作ヘッドコーチが指揮し、野上(現・広島)をSB、津田をサイドハーフで起用する変則的な布陣で挑んで敗れた(0●3)。あれから2カ月、「あのときとは違うというのを見せたい」(中里)のは当然で、チームはそれだけのものをここまで積み上げてきた。逆に、「練習試合で2-0で勝っているし、清水には良いイメージがある」(野崎)という選手たちもいる。何より中田監督は、徳島時代に強化部長として小林監督の手腕を知り尽くしている。5連勝でJ1プレーオフ圏争いに名乗りを上げるべく、オレンジの壁に挑む。(芥川 和久)
■清水エスパルス
油断大敵。前半で得点を挙げ、戦意を削ぎたい
前節・山口戦は、2度リードを奪いながら、2度とも追い付かれてしまい2-2の引き分け。さらには、結果だけでなく、「相手に良いようにやられてしまった」と河井が言うように、これまでの清水には珍しく、内容でも相手に上回られてしまった。「前回対戦(第20節)で4-0で勝っているという影響が少なからずあった」とは、多くの選手が語ることでもある。心のスキがあったと言われても仕方がないのかもしれない。
今節の相手である横浜FCも、第18節の前回対戦では3-0で勝利している。ただ、清水戦では増田功作ヘッドコーチが指揮を執っていた横浜FCだが、その翌節からは中田監督が率いている。前回対戦時とは別のチームだと考えたほうが良さそうだ。
大学時代から親交のある中田監督を「ジミー」と呼ぶ小林監督。監督としては「今まで培ってきた[4-4-2]をうまく引き継いでいると思う。それと選手を見るのがうまい。無理をしない選手起用をしている」と評している。その上で、好調の理由を「選手の中で、前半を守れば勝てるという気持ちになったと思う」と分析。清水は、その前半で得点を挙げることが勝利のカギ。おごらず、序盤から真摯に戦い、相手の戦意を削ぐことが求められる。(田中 芳樹)