Photo: Atsushi Tokumaru
敵将も認める千葉のゲーム。内容の継続を
「今日に関してはジェフさんのゲームだった」。試合後に岡山の長澤監督が完敗を認めたように、この日の千葉はチームとしての強さを持ち合わせていた。
立ち上がりから前線がプレスを掛けると、呼応するように中盤以降が連動した守りで相手の攻撃を制圧。前節の熊本戦(0●3)ではクサビのパスを封じ切れずにバイタルエリアに何度も侵入を許したが、この日はボランチが相手をつぶし続け、素早く攻撃に移行することを可能にした。その結果、守から攻への切り替えが速くなり、攻撃陣は3人目の動きを使って相手のマークを容易く外すことで前半から幾度となく決定機を作った。
9分に町田が奪った先制点もそうだった。アランダが中盤でボールを奪うと、シンプルに最前線のエウトンに縦パスをつける。これを胸で落すと、船山がゴール前にラストパス。最後は「エウトンに入った瞬間に、貴さん(船山)から来るかもと思っていたら、貴さんと目が合った」という背番号14が冷静にゴールに流し込んだ。
なかなか勝負を決める2点目が奪えなかった千葉だが、73分に丹羽のフィードを起点にエウトンが加点。最後までペースを落とさなかった千葉は、今季最高とも言える試合内容で2試合ぶりの勝利を収めた。
ただ、これで喜ぶのはまだ早い。「一番良かったなというくらいに連動していた」(船山)という試合内容を継続させ、勝利を積み重ねなければJ1昇格プレーオフ圏は見えてこない。攻守一体となったサッカーで相手を凌駕できることを示したからこそ、この試合で披露した試合内容と結果を、次節以降も継続することが求められる。(松尾 祐希)