良い入りを見せた金沢。C大阪の質に屈す
金沢はJ2残留、C大阪はJ1昇格。目標は異なるが、お互いに勝たないといけない試合だったのは間違いない。
9,316人の観衆が見つめる中、ホームの金沢は良い入りを見せた。C大阪に守備ブロックの外でボールを回させる。時折、最終ラインの背後をロングボールで突かれる場面もあったが、守備陣が対応。C大阪は攻撃から守備に切り替わると、守備がハマらずに少しずつ自陣に後退。「バイタルを突かれたところは、システムを含めて課題はある」と大熊監督が語るように、バイタルエリアだけでなく、それ以外でも金沢の選手にプレッシャーを掛け切れず、ピンチを招いた。
金沢は後方からのビルドアップにトライ。「相手のバイタルのところに入ることもできた。チャンスを作り出すこともできたけれど、サイドから上がった質の高いボール、質の高いフィニッシュのところで先制された」(森下監督)。
24分、酒本が右サイド深い位置でボールキープ。パスを受けた松田がクロスを上げると、杉本が頭で反らす。そのボールを丸橋が振り抜きゴールネットを揺らした。ビハインドを負った金沢は、C大阪に押し込まれる時間をしのぎつつ、ゴールを目指した。が、最後のパスが合わず、決めることができない。
すると、73分。松田のクロスに関口が合わせてC大阪が追加点を奪う。2点差をつけられた金沢は前がかりになって反撃。後半ロスタイム、辻尾のクロスから水永がヘディングを決めて1点を返すが、その直後にC大阪の杉本がトドメの一撃。試合は1-3で終了。大熊監督は「自信になる。ただそれを過信しないことが重要」と、勝って兜の緒を締めた。(野中 拓也)