熊本にとって連勝のカギとなるのは、相手に合わせず立ち上がりから圧力を掛けてペースを握ることだった。しかし、開始直後から出足で上回ったのは北九州。2試合ぶりの先発となった小松と原の連動を生かして押し込み、9分に左CKから小松が合わせ先制する。この時点ではまだ熊本にも修正する余地があったはずだが、ボールホルダーへのプレッシャーも、セカンドボールへの反応も後手に回り、自陣からボールを運んでいくことすらままならない。
一方、終盤に追い付かれて勝ちを逃した前節の愛媛戦(1△1)を受け、北九州にとっては「2点目を取りに行く」(柱谷監督)ことがテーマだった。それを引き寄せたのは、MFとFWの連係。16分、本山とのワンツーから新井がスルーパス、これを受けた原がワンタッチで折り返し、小手川がきっちり決めてリードを広げる。これで気持ちにも余裕が生まれた北九州は、36分に小松から原、さらに39分にも原が決めて前半のうちに4得点。後半開始直後に熊本が1点を返したが、直後の49分に風間が取り返し、終盤にも井上が6点目を挙げ、熊本を粉砕した。
敗れた熊本は入りの悪さを修正できないまま今季最多失点。局面での緩さ、甘さを露呈した。(井芹 貴志)