Feature 特集

[J3・栃木]栃木の強さの理由は…/明治安田J3特集

2016/8/24 11:30


Photo: Atsushi Tokumaru
手堅さと危機感

 栃木は第10節・富山戦(1●0)からJ3記録を更新する10連勝を飾るなど現在15試合負けなし。2位・鹿児島に勝ち点6差をつけ首位に立つが、序盤戦はどん底だった。第5節終了時点で1勝1分3敗。一時は13位まで順位を下げた。ここでチームは早々に現実路線にシフトし、昨季の山口のように攻撃サッカーでJ3を圧倒する目論見は捨て、守備比重を高めて手堅く勝ち点3を拾うようになった。10連勝のうち7試合が1-0という結果が物語るとおり、攻撃の多彩さはない。しかし、僅差でも勝つことで自信を重ね、次第に勝ち方を覚えていった。
 ただ、盤石だったわけではない。連勝中も防戦一方になる試合もあった。それだけに選手たちの口癖はそろって「俺たちは強くない」。しかし、それが逆に良かったのかもしれない。危機感が常にあり、連勝を重ねようと誰一人おごらず、緩みも見せなかった。監督も選手たちも守備比重の高いサッカーに満足はしておらず、もっと成長しなければ優勝はないと危機感を抱いている。ただ、いまはとにかく優勝する、1年で必ずJ2に復帰するというベクトルで一つになれていることも確か。残り10試合も同様の姿勢が貫かれるだろう。(鈴木 康浩)

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