■川崎フロンターレ
先週より良いチーム状態。リスク管理の徹底を
前々節の鳥栖戦(0●1)では「言い訳のできないゲーム」(中村憲剛)で惨敗するも、前節の浦和戦(2◯1)は苦しい時間帯もありながらゴール前の質の差を見せ付けて勝利。連敗を避けられただけでなく、年間勝点で2位につける浦和に再び『5』の差をつけることができた。エドゥアルド・ネットは「この勝利は勝ち点6の意味がある」と語ったが、それも大袈裟な表現ではない。この勢いをもって今節の柏戦に向かいたいところだ。そして、チーム状態は先週より良い。3試合ぶりにホームで戦えるということも、チームの背中を後押しする要因の一つだ。
8月初めに肉離れで離脱した車屋は今週から練習に復帰。前節・浦和戦で大車輪の活躍を見せた大島の体調はまだ万全ではないが、土曜日の試合にしっかり照準を合わせてくるだろう。柏もボールを持って攻撃をしかけたいチームだが、彼ら二人の復調は相手にそれをさせず、自分たちが主体的にボールを握って攻撃をしかける機会の増加につながるだろう。現在の川崎Fの攻撃力を考えれば、その時間帯が長く続けば勝利も自ずと近付くことは明白だが、いまの柏には前線の選手の個を生かした強烈なカウンターがある。そこのリスク管理も重要になる。(竹中 玲央奈)
■柏レイソル
自慢のカウンターで、差を『3』に縮める
今季最大の大一番を迎える。2ndステージ優勝、そしてACL出場を目標に掲げる柏にとって、現在2ndステージ首位に立つ川崎Fとの対戦は、今季の行方を左右すると言っても過言ではない。
ボールを握り合う展開が予想されるこの試合。相手がJリーグ屈指のポゼッション力を誇ることを考えると、ボールを握られる時間も出てくるはず。それは選手たちも理解しており、秋野は「ボールを握れないからといって焦ることなく、『持たせている』くらいの意識でやれれば」と冷静に展望を話す。
しかし、いまの柏にとっては、川崎Fが前に出てきてくれたほうがありがたい。それは自慢の3トップを生かした「カウンターで勝負できるという強み」(秋野)がチームにはあるからだ。少しの時間とスペースさえあれば3人だけでゴールを奪える破壊力を備えており、「チャンスがあればいつもカウンターは狙っている」と伊東も得点へのイメージを描く。
「直接対決まで(2ndステージの)勝ち点6差はキープしておきたい」と指揮官が口にしていたとおり、その状況で迎えたこの一戦。勝ち点差を『3』にまで縮められるチャンスなだけに、難敵を撃破し、2ndステージ優勝争いに加わっていきたいところだ。(須賀 大輔)