■ヴィッセル神戸
“対浦和3連戦”の第1戦。継続性が大事
オフが明けた23日、高橋峻のモードはすでに浦和戦に向いていた。「無失点に抑えたことはポジティブ。でも、もう終わったこと」。前節・G大阪戦で神戸は1-0で勝利。2ndステージ初の連勝を遂げたが、高橋峻は継続することの大切さを強調する。
そして、同じく“継続性”を強く説くのは伊野波だ。「勝負どころ、上(の順位)に行ける試合を落としてきた。そこで勝っていかないと」。今節の浦和戦はまさに“勝負どころ”の一戦だ。一時は開きかけた首位との勝ち点差も、大きく崩れなかったことにより6差で追う好位置につける。今節のあとはルヴァンカップ準々決勝で再び浦和と2試合を戦うが、選手の照準はその“1試合目”に定められている。
今節は浦和から期限付き移籍で加入した橋本が契約上出場できない。[3-4-2-1]で浦和対策を練った23日の紅白戦では、主力組の左ウイングバックに松下が入った。ミラーゲームは昨季も今季1st・第17節(1●3)も敢行したが良い結果は得られていない。しかし、高橋祥も状態は万全。どんなシステムで臨むかは大きなポイントだが、「ここ2戦内容が良いし、強い相手に勝った自信もある」と岩波。夏が終わりに近付いても神戸のメンタルはヒートアップの一途だ。(小野 慶太)
■浦和レッズ
KLM復活。前節の敗戦を払しょくし、鬼門を突破する
大一番で負けたあとの重要な試合。神戸戦は「浦和レッズは強い、というところを内容だけではなくて結果で示さないといけない」(西川)一戦だ。
五輪から戻り、前節の川崎F戦(1●2)はベンチスタートとなった遠藤、興梠が先発復帰する模様。前節、決定力を欠いた攻撃陣は興梠、李、武藤の“KLM”がスタートから復活する見込みだ。一方で槙野が足の張りで25日の練習を回避。代表発表時のヴァイッド・ハリルホジッチ監督の表現ほど大きな負傷ではないようだが、神戸戦は欠場する可能性もある。その場合、右から那須、遠藤、森脇、または青木をボランチに入れて遠藤、阿部、森脇という並びになりそうだ。
ただ、どんな状況であれ連敗だけは避けなければならない。負けなしだった前節までの10試合も大宮に引き分けたあとに4連勝した。チームは川崎F戦の失点シーンを再確認し、課題を修正することで再びここから勝利を積み重ね、「川崎Fにプレッシャーを与えないといけない」(李)。神戸戦のアウェイは、神戸がJ2だった13年をのぞき、07年以降勝利できておらず、ここ7試合で2分5敗。いわば“鬼門”だが、前節の敗戦を払しょくしつつ鬼門を突破し、優勝を狙うチームの力を証明したい。(菊地 正典)