Match 試合速報

試合一覧

J1リーグ 第10節
8/27(土) 19:00 @ U等々力

川崎F
2
1 前半 4
1 後半 1
試合終了
5

Report マッチレポート

「決めに行く」。強い意志が生んだ大量得点

2016/8/29 6:00

危機感と執着心の欠如が川崎Fの守備の崩壊を招く

 昨季、川崎Fのある選手がチームの守備に対して「あっさりやられ過ぎ」と言っていたが、その言葉を思い出させた試合だった。高い技術と個々の判断力をベースとした攻撃力はリーグ屈指であり、数字の上でもそれを証明している川崎Fだが、さすがに前半に4失点を喫してしまえば、平常心を保って普段どおりの攻撃を貫くのも難しい。選手たちからも、監督からも、追い付くまでに至らなかった理由として、質の部分に加えて焦りがあったという言葉が出てきた。
 その焦りを生み出す要因となったのは、立ち上がり5分で喫した2失点だった。4分、柏の最初のCKに対してエドゥアルド・ネットがあまりにも甘いマークでディエゴ・オリヴェイラをフリーにして先制点を許すと、その1分後にはエウシーニョが自陣ペナルティーエリア内でボールを奪われたことを契機に、再びオリヴェイラに決められる。17分に川崎Fらしい速いパスワークから森谷が1点を返すも、29分にFK、32分にCKから失点を喫して45分を終えた時点で1-4。
 後半に入ってからは川崎Fがほぼ敵陣でボールを持って押し込んだ。川崎Fとしては訪れたチャンスをすべて決めなければいけない状況だったが、3点リードの余裕がある柏守備陣と3点差を追い付くために焦りがあった川崎F攻撃陣との対峙は分が悪い。そんな中、75分には後半に生まれた柏の唯一と言っても良いチャンスを中川に決められる。82分には三好が1点を返すも、時すでに遅し。
 川崎Fのセットプレー時におけるマークの甘さ、危機感やボールへの執着心がまったく感じられない守備がこのゲームの崩壊を生んだ。ただ、そこを突く柏の攻撃陣の勝負強さは賞賛すべき点。「ずっとキツかった。(川崎Fは)うまいし、つぶすべき芽がいっぱいある」と中川は語ったが、相手をリスペクトした上で“勝負どころを決めに行く”という強い意思が柏にあったからこそ、この勝利は生まれたと言えるだろう。(竹中 玲央奈)

関連カテゴリ

EG 番記者取材速報

League リーグ・大会