浦和を襲った神戸の鋭利なカウンター
浦和の[3-4-2-1]のシステムに対し、ホームの神戸は同じシステムによるミラーゲームで迎撃。31日から始まるルヴァンカップへと続く3連戦の初戦だが、2ndステージでの上位争いをにらむ神戸と年間王者とのダブル獲りに挑む浦和にとっても落とせない一戦。序盤から攻守の切り替えの速い、激しい攻防戦が繰り広げられた。
ただ、攻め合う構図の中に明確な相違もあった。浦和が巧みなコンビネーションで“崩し”を狙うのに対し、神戸は得意のカウンターを連発。高橋峻とペドロ・ジュニオールの右サイドがスピードを出してスペースを突き、手数をかけずに攻め込んで行く。互いの攻撃陣がチャンスを迎え、ディフェンス陣が水際で踏ん張る展開が続く中、神戸が試合を動かす。33分に高橋祥が浦和のクサビのパスをインターセプト。はね返したボールはレアンドロを経由し、ペドロ・ジュニオールがGK西川を外してゴールに流し込んだ。
試合の流れをつかんだ神戸は54分、再びカウンターを発動する。興梠のフリックを伊野波がカットし、こぼれ球を拾ったニウトンが前に運ぶ。そして、最後は渡邉が右足シュートを決めて点差を広げた。
2連敗を避けたい浦和は78分にズラタンが頭で決めて追い上げたが、圧倒的にボール支配しながら同点ゴールを奪えず。後半ロスタイムにゴール前でFKのチャンスを得るも、柏木のキックはクロスバーを越えゴールならず。前節・川崎F戦(1●2)に続く痛い敗戦となった。
対する神戸はこれで3連勝。2ndステージの勝ち点を『19』に伸ばし、混戦模様の2ndステージ優勝争いに力強く名乗りを上げた。(小野 慶太)