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大切な立ち上がり。同じミスは厳禁
初戦をホームで戦えるというのは心強いが、逆に言えば絶対に落とせない試合となる。UAEは昨年1月のアジア杯準々決勝でPK戦の末に敗れた相手。マフディ・アリ監督が率いる若いチームは当時からメンバーの大半が同じだ。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、その試合の7分に喫した失点について「10番のオマール(・アブドゥルラフマン)と一番怖い選手である7番のアリ(・マブフート)が3回ほどフリーになった。毎回この二人の選手で完結している」と語り、このホットラインに対して警戒を強めている。
その試合で森重真人とCBコンビを組んでいた吉田麻也は「フリーでボールを持たせたり、走らせたりすると10番はボールを持てるし、7番は良い抜け出し方をする」と、プレッシャーが掛からない状態を作ってはいけないことを強調している。ただ、失点シーンそのものはトップ下のO.アブドゥルラフマンではなく、その右横に流れたボランチのハミース・イスマイルにロングクロスを出される形からだった。日本のCBコンビがアハマド・ハリルに付いていた裏側で、マブフートに抜け出されてしまった。立ち上がりの時間帯にボールの奪われ方が悪かったのと、高い位置からプレッシャーが掛かっていなかったことが大きな問題。吉田は「立ち上がりが大事なのはサッカーの基本中の基本であって、同じミスを繰り返してはいけない」と語る。
その意味では対戦経験があり、相手の特徴が分かっていることは一つのプラス材料にはなる。しかし、それはUAEも同じ。本来はパスをつなぐスタイルのチームでもあるだけに、試合中の変化にも備えておく必要がある。「監督も言っているけど、いつもブラジルとやるような感覚でやらないといけない」(吉田)。試合前の準備に加えて、状況に応じた臨機応変な対応など、いかに研ぎ澄まされた一体感をチームとして発揮できるかが勝利のカギになる。(河治 良幸)