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[日本代表]苦しいときは30歳コンビの背中を見ろ/W杯アジア最終予選 UAE戦試合前コラム

2016/8/31 6:00


Photo: © JFA
 ロシアへ向けた最終ロードが始まる。約1年と長きにわたるアジアの戦い。W杯出場の切符を獲得するためにも、また本大会を見据えた上でも、新たな力の誕生は不可欠である。しかし、経験を積み重ねてきた主力の意地も、忘れてはならない。このUAE戦、日本の前線には本田圭佑と岡崎慎司の二人がそろうことが濃厚だ。言わずと知れた、日本の看板選手。ともに、今回が3度目のW杯アジア最終予選となる。
 前線サイドのポジションには、宇佐美貴史、原口元気、小林悠、さらには浅野拓磨と、W杯アジア最終予選を経験していない顔ぶれが並ぶ。そこに、一人存在する本田という歴戦の雄。今回ばかりは勢いは若手に譲ることになるかもしれないが、自分の役割はまた別にあると理解する。
「アジアの戦いはW杯とは別物。わりと自分たちが主導権を握れるものの、引いた相手をどう崩すか。これは何度も言われてきたテーマ。若い選手は予選を戦い経験を積む。その中で自分にはピッチの上で試合開始直後から、ある程度自分たちのペースに持っていくプレーを求められている」
 サイドの攻防では、何も縦に速くしかけることだけが有効ではない。6月のキリンカップ決勝・ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(1●2)の後半のように、単調なリズムに陥ったときに、若いアタッカーたちは自ら打開できずにいた。「駆け引きも含め、そこの解決策を自分は持っている」と語る本田。経験豊富な選手ならではのプレーを証明する場が、ここから始まる最終予選となる。
 また、過去2回の最終予選とは違い、今回は完全にストライカーとして迎える岡崎慎司も、自らの役割について語る。「アジアでの戦いは苦戦することが多い。苦い思いもしてきている。それを払しょくしないと前には進めない。レスターで点が取れていないことは忘れて、自分が点を取る強い気持ちを持ってやる。僕が決めて、チームをラクにしたい」。
 チームが波に乗るためには、フレッシュな選手の台頭を望みたい。ただ、苦しくなればなるほど、彼らの背中に託すことが多くなるだろう。本田と岡崎。30歳コンビは、当然託される覚悟ができている。(西川 結城)

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