Photos: CORACAO
C大阪、ゴールショーでホーム4戦ぶりの勝利
カテゴリーが3つ下の相手との対戦を前に、C大阪の選手がポイントに挙げていたのが、「先制点の重要性」だった。「後半まで勝負がもつれて、1点取れば勝てるかもしれないと相手に思わせてしまうことは良くない」と関口が話したように、C大阪としては、早々に先制点、追加点を奪うことで、“粘り強く守ってワンチャンスをモノにする”戦い方で挑んでくる相手のゲームプランを砕く必要があった。
開始30秒。早くもそのチャンスが訪れる。相手にボールを触らせないパスワークから、最後は松田のクロスに杉本がヘッドで合わせるも、クロスバーを直撃した。最初の決定機を逃したC大阪だが、それでも慌てることなく試合を掌握すると、17分、ソウザのパスに抜け出した澤上の強烈なシュートがポストに当たったはね返りを酒本が合わせて先制した。
この1点で肩の荷が下りたC大阪は、その後も立て続けに決定的なシュートを浴びせたが、ここで奮闘したのが、高松のGK橋口一貴。1失点にも気持ちを切らさず好守を連発。澤上が詰めたC大阪2点目の場面でも、一度は酒本のクロスに合わせた山村のヘッドをはじいている。39分で2点差を付けたC大阪だが、直後の40分、この試合唯一の決定機を作られる。相手のCKのこぼれ球から決定的なシュートを許すも、ここは茂庭が体を張って阻止した。すると5分後、カウンターから杉本が左サイドを独走。DFをかわして鮮やかに決め、勝負を決定付けた。
後半は、1点でも返そうと前がかりに出てくるアルヴェリオ高松の裏を突き、シンプルな攻撃からC大阪が得点を量産。杉本が、本人も「記憶にない」という1試合5得点の活躍を見せれば、途中出場の玉田にも今季初ゴールが生まれた。クラブ史上公式戦最多となる10得点。リーグ戦ではここ3試合続けて敗れていたホームでの大勝に、8月最後の公式戦に駆け付けたサポーターも大いに沸いた。(小田 尚史)