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「相手のほうが圧倒的に内容も良かった」(名波監督)
磐田は試合開始早々の3分、左サイドからカットインした清水がシュートを放つ。1回戦のFC岐阜SECOND戦で存在感を発揮したアタッカーがいきなり魅せたが、以降は複数で対応する神奈川大の守備をこじ開けられなくなる。 前からのプレスに加え、帰陣も速い神奈川大。相手の選択肢を一つずつ消すことで判断を遅らせ、ルーズボールの争いでもファイトする。その神奈川大が試合のペースを握っていたが、先制したのは磐田。40分、石田のクロスに森島がヘディングで合わせて、スコアを動かした。
対する神奈川大も44分にビッグチャンス。右SBの南祥巧が猛然とゴール前へ走ると、ポストに当たった味方のシュートのこぼれ球に反応する。しかし、ネットを揺らすことはできなかった。
後半に入っても神奈川大の運動量は衰えず、ゴールを見据えたプレーを展開。72分にはクロスバー直撃のシュートもあった。さらに78分、武田将平がゴール左スミを狙ったシュートを放つも、これはGK八田の好守に阻まれた。 すると後半ロスタイム、磐田が試合を決める。荒木の左からのクロスに中村祐が合わせて追加点。途中出場の二人でゴールを奪い、3回戦進出を確実なものにした。試合後、名波監督が振り返る。
「これがサッカーだなと。相手のほうが圧倒的に内容も良くて、決定的なシーンも多かった。(神奈川大が)シュート数で上回りながらも、われわれが2-0で勝った。こういうことが起こるのがサッカー」
磐田にとっては薄氷の勝利だった。それでも「最低限のミッションはクリアできた」(名波監督)サックスブルーが、3回戦進出を果たした。(青木 務)