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[天皇杯]太陽王、奈良に苦戦。20歳のドゥドゥが救世主に/柏×奈良クラブ 天皇杯2回戦マッチレポート

2016/9/7 6:00


Photo: Atsushi Tokumaru
柏は前半、主導権を握られ、2度リードを許す

 戦前の予想に反して、前半から主導権を握ったのは奈良クラブだった。前線からのハイプレスで相手の自由を奪い、攻撃をしかけていく。逆に柏は「なかなかリズムを作れない展開」(下平監督)が続き、あわやという場面を何度も作られた。それでも前半は何とか0-0で折り返すが、後半も流れは変わらず。ついに55分、右サイドを突破した茂平のクロスを小笠祐史に合わせられ先制を許す。直後の58分に柏はCKから追い付くが、お返しとばかりに61分、CKから谷口智紀が豪快なボレーを叩き込み、すぐに突き放される。
 しかし、苦しむ柏を途中出場のドゥドゥが救う。投入からわずか6分後の63分、自身にとってはブラジル時代も含めてうれしいプロ初得点であり、チームにとっても貴重な同点ゴールを叩き込む。ペナルティーエリア内でDFをワンフェイントでかわして右足を振り抜くと、ボールはサイドネットへ突き刺さった。
 このゴールだけでなく、「スピードや個人技を生かしてしかけていくことを意識した」(ドゥドゥ)という言葉どおり、ボールを持てばドリブルでしかけ、疲れが見える相手に脅威を与え続けた。さらにクリスティアーノのゴールで逆転して迎えた73分には、相手の弱くなったバックパスを見逃さず、GKにプレッシャーを掛けるとミスを誘い、大津のゴールをお膳立て。試合後、中村敦監督も「ドゥドゥにこちらの左サイドを個人で切り崩されてしまった。そこに対応するのが結構難しかった」と悔やんだ。
 その後は、奈良は古巣との対戦を心待ちにしていた岡山一成をFWに入れ得点を狙うが、チャンスを生かし切れない。すると後半ロスタイムにクリスティアーノがこの日自身2点目を決め、タイムアップ。柏はJFLのチーム相手に苦戦を強いられながらも、何とか3回戦へ駒を進めた。(須賀 大輔)

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