■ガンバ大阪
長谷川体制になってから甲府に負け知らず
ルヴァンカップでは3年連続の準決勝進出。リーグ戦に直接の関係はないが、準々決勝第2戦・広島戦(6○3)の6得点はチームに確かな勢いをもたらした。
ただ、「大量点を取ったあとの試合は得てして難しい」と気を引き締めるのは長谷川監督だ。2ndステージでは前節、湘南に2-1と勝ち切ったことで首位・川崎Fとの勝ち点差はわずかに『2』。首位グループに食い込んで来たG大阪にとって、甲府相手に求められるのは勝ち点3の奪取のみである。
修正点は明確だ。「神戸戦(2nd第9節・0●1)以降、常に先に点を取られている」(長谷川監督)。現在、公式戦4試合連続で、先制点を献上し、追う展開が続いているが、「甲府に先に点を取られれば、より引かれて強固な守備を崩さないといけなくなる」と丹羽。長沢とアデミウソンらが好調を維持し、爆発力も秘めるG大阪だが、長谷川ガンバの勝ちパターンは打ち合いではなく、手堅い試合。守備陣が完全崩壊する失点パターンは少ないが、セットプレーやミス絡みで先手を取られるケースを修正したい。
韓国代表で2試合を戦ったオ・ジェソクは温存が濃厚だが、今野も復帰し、控えも充実。長谷川体制下で4勝1分と負け知らずの甲府にきっちり勝ち切りたい。(下薗 昌記)
■ヴァンフォーレ甲府
6バックも視野に入れて準備を進める
天皇杯2回戦でJ3の大分に0-0のPK戦の末に敗れた甲府。リーグ戦のメンバーを半分入れ替えて臨んだとはいえ、エースFWのドゥドゥやマルキーニョス・パラナを後半終盤に投入した上で無得点の敗戦はショックだった。今節からリーグ戦に“切り替える”ことができるのかが注目される。
ただ、相手のG大阪は好調。佐久間監督は6バックも選択肢に入れて準備をするが、「遠藤は(勝利した広島の)青山よりも前に出てくる。絶対慌てないし最後まで穴を突いてくる」と遠藤の存在を特に警戒する。甲府はここまでコンディションと試合勘を上げるために起用してきたダヴィの先発をあきらめ、ドゥドゥを公式戦4試合ぶりに1トップで起用する見込み。厳しいプレッシャーを受けることでドゥドゥの消耗は激しくなるが、ボールが収まらないダヴィでは攻撃が形にならない以上この決断は仕方がない。シャドーに入る稲垣、田中の運動量を生かしたサポートでドゥドゥに1回でも多く決定機を作らせたい。守備ではこの二人がG大阪のサイドの攻撃参加もケアすることが求められるので、この二人は走行距離でもスプリント回数でも突出した数字を残すはず。彼らが攻守で機能しなければ勝ち点奪取の可能性は極めて小さくなる。(松尾 潤)