■セレッソ大阪
杉本が負傷離脱。注目は攻撃陣の編成
「男子三日会わざれば、刮目して見よ」。男たるもの、3日会わなければ、見違えるほど成長しているという意味だが、この夏の杉本は、まさにこの言葉がピタリと当てはまる存在であり、1戦ごとに成長を遂げていった。7月以降の公式戦12試合で13点という結果だけではなく、失点後に沈みがちになるチームを鼓舞し、ブラジル人選手たちとも頻繁に言葉を交わすなど、チームリーダーたる振る舞いも見せていた。それだけに、天皇杯2回戦・京都戦(2○1)での負傷は残念な出来事だった。
チーム内得点王が抜けた穴をどう補い、勝利を手繰り寄せるか。今節のC大阪に求められることは、そこに尽きる。玉田や関口といった昨季の主力に加えて、3日に行われた龍谷大との練習試合で復帰した清原、天皇杯1回戦で活躍した澤上、そしてベサルト・アブドゥラヒミにリカルド・サントス。攻撃の枚数は多いが、この中で、誰が“試合を決める”力を発揮するか。ソウザを一列上げる可能性も示唆する大熊監督の下、攻撃陣の編成が注目される。
自動昇格を果たすためには、残り12試合、C大阪は1敗も許されない。その初戦。杉本離脱の暗雲をチーム全体で吹き飛ばしたい。(小田 尚史)
■V・ファーレン長崎
毎年恒例のアウェイでの大物食いをここで
今季、J1自動昇格を目標に、J1昇格プレーオフ進出(6位以内)を最低ラインと位置付けて挑んだ長崎が、ここまで得た勝ち点は『39』。2位・松本との勝ち点差は『18』で、6位・京都との勝ち点差は『12』。残り試合数を考えれば、現状がJ1昇格の可能性を残す最低ラインと言っていいだろう。そのため、今回のC大阪戦では勝ち点3の獲得が必須だ。
むろんC大阪は順位、戦力ともに長崎を上回る相手。7日の第8節・水戸戦(1△1)から中3日でこの試合を迎える長崎にとって、厳しいゲームであることは間違いない。だが、「自分たちのスタイルの中で、相手のストロングをつぶしていく」(高木監督)ことで、長崎は13年にG大阪(第32節・2◯1)、翌年は湘南(第37節・2◯1)、昨季はC大阪(第14節・2◯1)と、毎年アウェイで大物食いを達成している。今回も徹底したスカウティングをもとにして、C大阪のストロングをつぶしにかかるはずだ。
加えて、選手たちのモチベーションも高い。純粋にC大阪を愛し続けてきた永井はもちろん、関西出身でC大阪の選手たちのことをよく知るリ・ヨンジ、田中裕、梶川らも力が入っている。C大阪に食らい付き、打ち破る可能性は決して低くない。(藤原 裕久)