後半、伊東純也の投入で柏に大きく流れが傾く
「これを取ればグッと(優勝が)また見えてくるので大きな意味を持つゲーム」と柏の下平監督が位置付けていた重要な一戦。その試合で勝利を呼び込んだのは驚異のスピードを誇るドリブラーだった。
前半、柏はポゼッション、鹿島は金崎を中心としたカウンターから攻撃の糸口を見いだそうとするが、大きなチャンスは作れず。ゴール前までボールを運んでも、両チームの守備陣が集中した対応を見せ、スコアが動くことはなかった。
迎えた後半、けがの影響もありベンチスタートだった伊東純也が投入されると、流れが柏に大きく傾く。そして58分、伊東純也が対応に来たDFとうまく入れ替わり右サイドを抜け出すと、ゴール前にクロスを送る。これをディエゴ・オリヴェイラが打点の高いヘディングでゴールネットを揺らし、先制に成功する。
柏はさらに64分、PKを獲得。これをクリスティアーノが蹴るもGK曽ケ端の好セーブに阻まれる。ただ、「自分も子供でないので、PKを失敗したぐらいでいちいち動揺していられない。失敗したあとも良い形でプレーを続けられた」(クリスティアーノ)と振り返ったように追加点を奪うため柏は攻勢を強める。
75分、76分と立て続けに途中出場の杉本に決定的なシュートを放たれるが、ゴールは割らせず。逆に81分、カウンターからクリスティアーノが豪快にネットを揺らし、鹿島を突き放した。
守っては若きCBコンビが終始ラインコントロールを怠らずにコンパクトな陣形を保ち、金崎に対しても最後まで粘り強い対応を見せ、シャットアウト。
柏はこの勝利で2ndステージの勝ち点を『22』に伸ばし、5位に浮上。次節は同勝ち点で並ぶ4位・神戸との上位対決に臨む。(須賀 大輔)