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J1リーグ 第11節
9/10(土) 19:00 @ 三協F柏

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鹿島

Column 試合後コラム

[鹿島]常勝とはかけ離れた“ひ弱な集団”に

2016/9/13 6:00

 クリスティアーノのゴールが決まったところで試合は終わった。もちろん時間はまだ残っていた。しかし、誰もボールを受けようとせず、セカンドボールにも反応しない。最後まで抵抗を試みる選手はわずかだった。
 試合後の監督会見でも発せられる熱量は少なかった。石井監督がまるでテストマッチでも終えたかのような声で試合を振り返る。
「ディフェンスの個々の対応の部分が良くなかったと思う。それを課題にして次節からまた改善できるように切り替えてやっていきたい」
 これが本当に常勝を義務付けられた鹿島なのか。選手からも監督からも、勝ちたい意欲が伝わってこなかった。
 チームが一枚岩になっていない。そのことが露わになってしまった。監督が復帰しただけでは元どおりにはならなかった。
 練習は悪くなかった。選手の集中力は高く、この試合に対する期待を抱かせた。しかし、勝負の世界は甘くない。苦しい状況に追い込まれるとチームは正体を現す。“献身・誠実・尊重”のジーコスピリットを武器に、数々の困難を不屈の闘志で乗り越えてきた一致団結したチームとはまったく別の“ひ弱な集団”でしかなかった。
 8月27日の2nd第10節・横浜FM戦(2△2)の前夜、チームミーティングのあとに選手ミーティングが開かれた。もしかしたら石井監督不在のまま試合を行うことになるだけでなく、そのまま指揮を執れなくなる可能性もある。その前に一丸になろうと曽ケ端、小笠原の発案で、選手だけで集まったのである。しかし、意外なほど選手の意見は割れる。一つに方向付けできないままミーティングは終わった。
 本来なら、監督が戻ってきたときに劇的な変化が必要だったのだ。これまでと同じであれば、これまでと変わらない。むしろ、同じでは監督の言葉が選手に響かないのだ。この試合も、無失点で終えた前半をどう捉えるのかで後半の展開は大きく変わったはずだった。
 昌子は「監督が答えを出したのに、俺らが答えを出してない」と訴えた。しかし、そう思えない選手の心に絡まった糸をほどくには、もう一つステップが必要だ。このままでは勝てない。(田中 滋)

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