サックスブルーをどん底に突き落とした神戸の決定力
両チーム合計7得点が生まれ、白熱した展開となった。試合後、勝利した神戸のネルシーニョ監督は「今日は両チームが競い合い、最後まで戦い合ったビッグゲーム」と振り返っている。
先制したのは磐田だった。29分、パパドプーロスのシュートがポストに当たると、こぼれ球をジェイが押し込み、磐田が先手を奪う。
しかし、その後は神戸に主導権を握られてしまう。前半終了直前と後半立ち上がり、立て続けに磐田は2失点。さらに57分にもレアンドロにゴールを許し、あっという間に1-3。
磐田は意気消沈してもおかしくなかったが、ここで奮起する。66分、トップ下の川辺が右足ボレーを決めると、87分にはジェイがPKを沈め土壇場で3-3の同点に追い付く。
2点差を追い付く劇的な展開にヤマハスタジアムのボルテージは最高潮。逆転へのムードが増したが、最後に待っていたのは“悪夢”だった。後半ロスタイム、ペドロ・ジュニオールのロングフィードに飛び出してきた磐田のGKカミンスキーよりも少し先にレアンドロが頭で合わせて磐田ゴールにシュートを流し込む。3-4、磐田は土壇場で勝ち点を取りこぼす結果となった。
この敗戦に試合後、磐田の名波監督もガックリと肩を落とした。
「受け入れることが難しい敗戦。リスク管理が甘く、自分たちの(ボールの)失い方も悪かった。ボールへのアプローチにも行けず、自分たちから試合を難しくしてしまった。最後の失点はもったいなかった」
勝てば2ndステージ初の連勝だったが、サックスブルーに突き付けられた現実はあまりにも厳しいものだった。(青木 務)