水曜日(14日)の大原サッカー場に怒号が響いた。その声の主は、ペトロヴィッチ監督だ。
浦和のトレーニングは10分から15分のゲームを2本ないし3本行い、最後に「ラストゴール」の声が掛かってからゴールが決まると終了となるのが通例。しかし、14日のトレーニングでは3本目が4分ほど経ったところでゲームは中断。その後、2組に分かれてインターバルランが行われた。それが終わるとメディアはその場から離れるよう指示され、ペトロヴィッチ監督は選手たちを集め15分弱のミーティングを行った。その中でペトロヴィッチ監督が怒鳴り声を上げた。その声はピッチを一面挟み、80mほど離れた場所にいたわれわれにも届いた。
それは連敗を止めたことで満足するなというメッセージ。そしてペトロヴィッチ監督のタイトルへの思いも語られたという。宇賀神は「残り6試合を全勝するという気持ちが見えた練習ではなかった」とすると、「そういうところは(ミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任以降の)4年間でタイトルを逃している中で足りない部分」とした。槙野は「胸に刺さる言葉もあったし、いまのままではいけないということを整理しないといけない」と気を引き締め直した。そして武藤は「ミシャ(ペトロヴィッチ監督)は良いときには『何も言うことはない。さあ試合に行こう』という感じなので、その状態まで持っていくこと」と残り2日間の練習の重要性を説いた。
監督の熱い思いは選手たちに伝わった。あとはそれを結果に昇華できるかどうかだ。(菊地 正典)