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[MVP]FW 7ペドロ ジュニオール(神戸)/月間EGアワード8月

2016/9/16 14:40


敵陣を超速で駆けるダイナミズムの塊

 ついつい贔屓目になってしまう番記者筋ではあるものの、今回ばかりは異論はないはず。神戸担当としてしっかりMVPに推挙したペドロ・ジュニオールが、J1・18クラブの担当記者から8票を獲得し、栄えあるEGアワードの月間MVPを受賞した。
 神戸はいま、2ndステージで4位につけ、首位・川崎Fとの勝ち点差はわずか『3』。悲願の初タイトルを狙える位置につけるチームにあって、ペドロの活躍にはすごみを感じさせる。特に、神戸と言えばボールを奪ってからの超ド級のカウンタースピードが特徴だが、その象徴的な存在がこのペドロだ。
 8月の初戦、2nd第7節・新潟戦(0◯1)は累積警告で出場停止だったが、続くFC東京戦(4●1)、G大阪戦(1●0)、浦和戦(2●1)に先発出場すると、その3試合すべてで得点。FC東京戦では後半、高い位置からのプレスでチームに勢いをもたらし、1得点1アシスト。G大阪戦も同様に、相手の質の高いポゼッションに対し、個の力で縦への強烈な圧力を与えて相手のリズムを遮断。昨季から公式戦3連敗中だった浦和戦では、歓喜につなげる先制ゴールを挙げた。印象的なゴールに加えて、リーグ戦の年間アシスト数でも堂々のトップタイだ(11アシスト)。
 とりわけ、レアンドロと組む2トップはJ最強と言っても過言ではない破壊力を持つ。神戸の七不思議の一つとでも呼べそうな、相手選手と交錯してもボールが自身のところに転がり込むペドロ特有のドリブルは、リーグ2位タイの得点数を記録するレアンドロの絶妙なポジショニングと対の関係。二人が披露するのは敵陣を切り裂く極上のランデブーだ。
 神戸のサッカーを見るときは“ボール奪取後”にぜひ注目してほしい。敵陣のスペースを超速で駆けるペドロの姿は敵味方に正反対の感情を呼び起こし、サッカーのダイナミズムを存分に感じさせてくれる。(小野 慶太)

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