チーム事情が苦しい仙台相手なら勝ち点3を取るチャンスが十分にあると思われたが、ドゥドゥ、松橋、新井というキーマンをけがで欠く中で、現実を思い知らされた甲府。仙台はけが人が多い上に出場停止(三田、大岩)が重なっていたが、茂木、西村という19歳の選手が躍動して攻撃に新たな可能性を見せ、控え選手の勢いの違いを見せ付けた。
サイドを支配する仙台は立ち上がりからクロスを効果的に使い甲府を苦しめる。甲府は思った以上に前線にボールが収まらずに攻撃の形を作れなかったが、24分にPKを山本が決めて先制。この1点を守り切りたかったが、37分に警戒していた石川直のクロスを西村に決められてしまう。勝ち点3が欲しい甲府はカウンターの回数を増やしたかったが、ボールを奪う位置が低く、奪い返されることが多かった。
後半もGK河田の好守でしのぎながら勝ち点1を守る展開。推進力がない中でも盛田は空中戦で勝っていたが、チームとして地上戦を選択することが多く、最後まで決め手を欠き、引き分けに終わった。
残留争いのライバル・新潟が敗れたために勝ち点1を加えた甲府の順位は14位に上がったが、キーマンの不在は今後の戦いでも大きく影響しそうだ。(松尾 潤)