5連敗と非常に厳しい状況でこの一戦を迎えた熊本は、「前節、サイドの部分で高い位置が取れなかったり攻撃的になれなかったりした部分を少し改善したい」(清川監督)という狙いから、左右のSBを入れ替え、前節・愛媛戦(0●1)同様にキム・テヨンを中盤の底に置く[4-3-3]の布陣を採用。対する岡山は左ウイングバックに片山が先発した以外は前節・山口戦(1○0)と同じメンバーで臨んだ。
試合は序盤、岡山が赤嶺へのロングボールや左右を広く使った展開で押し込むが、熊本は積極的にラインを押し上げて対応。スコアレスで折り返す。
後半に入り熊本もカウンターからチャンスを作りお互いに決定機を作るが、熊本が迎えた79分、84分の決定機は岡山のGK中林が、岡山の76分の決定機は熊本のGK佐藤がそれぞれ好セーブ。後半ロスタイムにも熊本が好機を作ったが得点を奪えず、勝ち点を分け合う結果に終わった。
ともに順位を一つずつ下げる恰好となったが、熊本は連敗を止める価値ある引き分け。岡山も自動昇格圏を狙うにあたって長澤監督が「大きく捉えている」という勝ち点1を獲得した。
前節まで非常にタイトな日程を強いられていた熊本は、勝ち切ることこそできなかったが、コンディション面も好転。次節、勝ち点で並ぶ山形をホームに迎え、7試合ぶりの勝利を狙う。(井芹 貴志)