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前半は鹿島のシュートを2本に抑えた岡山。しかし、徐々に地力の差が
1stステージを制しながら2ndステージでもがき苦しむ鹿島と、J1昇格を射程圏内に捉える岡山。岩政ら主力を温存し、大幅にメンバーを入れ替えても試合をうまくスタートさせたのは岡山だった。
[3-4-2-1]の岡山だが、自陣に引いて守りを固めるのではなく、中央を固めながら、スライドを多用して鹿島のビルドアップにプレッシャーを掛けて行く。奪えば藤本を頂点に、三村、豊川が自在に動き回り攻撃を生み出す。12分、豊川がブエノからボールを奪いペナルティーエリアで倒された場面はPKとはならなかったが、22分にロングボールに反応した藤本がブエノのボール処理が甘くなったところを突き先制点を奪った。
中盤では、鹿島の下部組織出身の島田が奮闘。最終ラインのバランスも崩れず、鹿島をシュート2本に抑える素晴らしい内容で45分を終えた。
しかし、後半になると岡山の運動量が徐々に落ちてくる。ボールを奪っても前線の動き出しがなく、すぐにボールを失う繰り返し。自陣に押し込まれる苦しい展開が続くようになった。
すると60分、ボール奪取の応酬から永木がカウンターの場面を創出。鈴木がつないだパスを受けた永木が思い切ってミドルシュートを放つと、DFにかすったボールは絶妙なドライブがかかりゴールへ。苦しむ鹿島には起死回生の同点弾となった。
その後、攻める鹿島、耐える岡山の構図はより鮮明に。数多くのクロスを放り込まれても紙一重ではね返していた岡山だったが、88分に力尽きる。柴崎のフリックがゴール前に落ちると、それを読んでいた田中奏一が中央に絞り、頭でクリアしようとするがボールは自らのゴールへ。「最後に持っていかれちゃったな」と長澤監督も悔しがる敗戦となった。(田中 滋)