Photo: Atsushi Tokumaru
攻める柏と守る甲府の中、オリヴェイラが決勝点
2ndステージも残り5試合。終盤戦に突入し、今節、日立柏サッカー場では2ndステージ優勝を目指す柏とJ1残留を目指す甲府が激突。目標達成のためにはどうしても勝ち点3が欲しい両者の一戦は白熱した戦いとなった。
立ち上がりから予想どおり、“攻める柏”、“守る甲府”という構図の時間が続く。いつもどおりビルドアップしながら攻め込でいく柏に対して、甲府は守備時にはきれいに5人がディフェンスラインに並び、バイタルエリア付近ではスペースを簡単には与えない。ほぼハーフコートゲームの状態を強いられるが、全員が体を張って守り、スコアレスで前半を折り返す。
後半もゲームの構図は変わらないまま進む。何とか耐えていた甲府だが、ついに64分にゲームが動く。クリスティアーノのCKの流れから、甲府DFのクリアミスをディエゴ・オリヴェイラが拾うと、ワントラップから落ち着いて左足を振り抜き、ゴールネットに突き刺した。
その後、森やビリー・セレスキーなど攻撃的なカードを切ってくる甲府に対しても、柏は中谷、中山の両CBを中心にタイトな守備で対抗。追加点は奪えなかったが、前掛かりになった甲府の裏のスペースを使い、何度もカウンターから決定機を作り出した。終了間際に立て続けに訪れたピンチもGK中村のファインセーブで防ぎ、タイムアップ。下位相手に苦しみながらも、90分間自分たちのサッカーを貫き、勝利を飾った。
これで柏は2ndステージの勝ち点を『26』に伸ばし、首位の浦和を追走。今後の試合へはずみをつける結果となった。対して、敗れた甲府は山本を中心に耐えていたものの、セットプレー以外はほとんど攻撃の形を作ることができなかった。年間勝点16位の名古屋が勝利したため、これで降格圏まで勝ち点差2となり、苦しい状況は続く。(須賀 大輔)