岡山は今節も手堅く我慢強くゲームを進めた。勢い良く立ち上がった長崎に押されて5分に左サイドを破られピンチを迎えるも、GK中林の好守でしのぐ。その後も長崎の攻勢を耐えて得点を与えず、勝負を後半に持ち込むことに成功した。そして、藤本、豊川、片山を投入して攻撃のギアを上げ長崎のゴールに向かうなど、あとは得点を奪うだけの展開に持っていったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。86分に片山のロングスローから生まれた好機で竹田が放ったシュートはゴールマウスを外れていく。後半ロスタイムには矢島がペナルティーエリアにドリブルで侵入して送ったラストパスを赤嶺がうまく合わせたが、GK大久保の好守に阻まれた。
岡山は前節の熊本戦に続いて2試合連続となるスコアレスドロー。セットプレー、矢島の打開力と展開力、選手交代によるギアチェンジ。有している武器を駆使してチャンスを創出しているが、パワー不足は否めない。3試合連続で無失点に抑え勝ち点を積み上げているが、松本とC大阪の背中は遠ざかっている。
「自分のサッカー人生が懸かっているということをもっと認識しないと」。岩政はチームメートにあらためて覚悟を問い、スタジアムを後にした。(寺田 弘幸)