今節の讃岐はいつもより現実的な戦略を選択しながらも、その中で効果的なカウンターを発動させる希望のある戦いを演じた。
最近は3バックで臨むことの多かった讃岐だが、今節は4バックを採用。昨季作り上げてきた守備をベースに、狙いどころを絞ってカウンターを発動させた。その精度は昨季よりも格段に高まっていた。序盤からカウンターのスピードに加え、馬場がキープしながら二人をかわしてクロスから好機を作るなど、今季の讃岐らしい場面も見られた。
一方、横浜FCは立ち上がりに佐藤の縦パスから立て続けに惜しい形を作ったものの、その後は幅を広く使いながらもチャンスを作れない。だが、守備ではカウンターを狙われながらも中里が要所で気の利いたプレーを見せて攻撃の芽を摘む。我慢し続けた横浜FCは、73分に集中していた讃岐の一瞬の綻びにつけ込む。右サイドからのクロスに大久保がフリーで合わせるが、枠を捉えることができずに決定機を逃す。
すると79分、今度は我慢し続けてきた讃岐に決定機。カウンターを機に、永田の浮き球スルーパスから裏へ抜け出した木島徹がキッチリとゴールを決め、この1点を守り抜いた讃岐が貴重な勝ち点3を手にした(柏原 敏)