前節、岡山と0-0で引き分けて連敗を止め、7試合ぶりの勝利を狙った熊本だが、天皇杯から中2日と体力的にもハードな連戦を強いられた山形に対して、コンディション面のアドバンテージを生かせず、2試合続けてのスコアレスドロー。勝ち点1を加えて順位は一つ上げたものの、依然厳しい状況は続く。
山形は、天皇杯3回戦で退場となり出場停止がリーグ戦に適用されたアルセウの代わりに、ボランチに梅鉢を先発起用。立ち上がりは前線へのロングボールから、この梅鉢と松岡ら中盤がセカンドボールを拾って左右へ展開していく。しかし、連戦に加えて不慣れな暑さも影響してか徐々にミスが増え、流れは次第に熊本へ。ただ熊本も、山形のタイトなプレッシャーを受けて奪ったボールを落ち着いて動かしゲームを支配するには至らず、13分の清武、33分の八久保と右から迎えたチャンスをモノにできない。
後半はややオープンな展開となり、山形は58分にディエゴの落としに鈴木、熊本も65分にスルーパスから清武、68分にも縦パスから八久保とチャンスを作るが、いずれも得点にはつながらない。結局、シュートは熊本7本、山形4本に終わり、お互いに現在の順位に甘んじている大きな理由であるフィニッシュ精度の低さがそのまま表れた結果となった。
双方とも、18位・群馬、19位・讃岐、20位・岐阜との勝ち点差は『1』。次節以降、勝ち点3が必須となる。(井芹 貴志)