残留に向けて負けられない湘南と、2ndステージの優勝をあきらめない柏が相対した一戦は、両者最後までゴールを割ることができずにスコアレスドロー。互いに目標達成が遠のく結果を持ち帰ることとなった。
互いの良さが見られる好ゲームだった。湘南は立ち上がりからエンジン全開。高い位置からのプレッシングで相手のミスを誘い、ボールを奪っては積極的に攻撃をしかけた。一方の柏も、相手のプレスを後方からのロングフィードで打開。ワイドのクリスティアーノと伊東を起点にすることで、相手陣内を強襲していく。後半に入ると主導権は柏が完全に掌握。伊東が持ち味のスピードを生かした仕掛けで右サイドを攻略し、ゴールに近付く場面を量産していった。しかし、70分に訪れたその伊東の決定機を含め、湘南のGK村山がビッグセーブを連発。最後までゴールを割ることができず、勝ち点1獲得にとどまった。
一方、最後まで集中した守備を披露した湘南も、攻撃面では90分をとおして決定機を多く作ることはできなかった。チームとしても「勝たなければいけない試合」(村山)で痛恨の引き分け。J1残留のためには残り3試合で3連勝することが絶対条件だが、12試合勝ち星なしと極めて困難な状況になっている。(林 遼平)