衝撃の2ゴールだった。
前半をスコアレスで乗り切った群馬は、プランどおりに後半勝負へ。リズムを取り戻す中、均衡を破る瀬川の得点が生まれたのは70分だった。群馬は自陣からのロングカウンターで相手ゴール前までボールを運ぶと、中村駿がペナルティーエリア内左へ侵入した瀬川へ滑らかなミドルパス。瀬川は、胸トラップでボールをファーに落とすと左足のボレーで豪快にゴールネットを揺らした。その一連の動きに、スタジアムがどよめいた。「左足のシュートには自信があるので、フィニッシュまでをイメージして動いていった」(瀬川)。
群馬は77分にセットプレーから近藤にゴールを許して1-1とされるが、イヤなムードを断ち切ったのは先制点をアシストした中村駿だった。83分、瀬川とのワンツーでゴール中央を突破した中村駿は、左足を冷静に振り抜き、鮮やかな決勝ゴール。「絶対に勝ちたかったのでゴールを意識して前へ出ていった。瀬川がうまく流してくれた」(中村駿)。
瀬川と中村駿のコンビネーションから生まれた技ありの両ゴールによって、残留を目指す群馬が、J1昇格プレーオフ進出を狙う千葉を討ち取った。服部監督は「2ゴールは理屈ではない。チャンス自体は少なかったが、瀬川と中村(駿)がきっちりと仕留めてくれた」と満面の笑みをみせた。昨季からの千葉との4戦で、群馬は3勝1分。千葉キラーの群馬が、相性の良さを見せ付けた。(伊藤 寿学)