ここ6試合のリーグ戦でわずかに1ゴールと得点力不足に苦しむ京都は、攻撃パターンに変化を加えて試合に臨む。本多に代えて左SBに岩沼を配置。中盤へ下がりがちになるエスクデロを高い位置にとどめ、中への仕掛けが対応され始めている堀米は早めのクロスを多用してチャンスをうかがう。
ゲーム序盤はこの策が奏功するかに見えた。開始2分に岩沼が惜しいシュートを放つと、18分には堀米のクロスをDFの裏に抜け出した有田がダイレクトで合わせたが、やはり1点が遠い。
金沢は序盤のピンチをしのぐと、次第に守備のリズムをつかみ始める。京都のキーマンであるエスクデロ、堀米には常に数的優位の状況を作ってケア。我慢強く試合を進める中で得意のセットプレーから廣井が決定機を迎えたが、こちらも得点には至らない。
後半も0-0のまま時計が進む中、両チームは交代策で局面の打開を図る。金沢はパワーのあるダビを前線に配し、京都は長身のキロスを投入。双方がブラジル人FWのポストプレーに活路を見いだそうとしたが、最後までゴールは生まれずタイムアップとなった。
ホーム2連戦をどちらもスコアレスドローで終えた京都は、これで無得点のゲームが5試合続くことになった。得点力不足はいまや深刻な状態だ。この閉塞感から抜け出す術を一刻も早く見付けなければ、J1昇格への道はますます険しくなる。(川瀬 太補)