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[日本代表]前回の二の舞は許されない/W杯アジア最終予選イラク戦プレビュー

2016/10/5 6:02


Photo: Norio Rokukawa
コンディションと累積警告。指揮官の判断は?

 W杯アジア最終予選第3戦の相手となるイラクは2連敗中とはいえ、攻守のバランスが取れたタフな相手。そこで大きな注目を集めるのが欧州組の起用法だ。同じくホームながら1-2で敗れてしまった第1戦・UAE戦後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「何人かの選手はほとんどプレーができなかった。なぜこの選手を選んでしまったのか。私も自分自身への疑問がある」と振り返った。そのときは2日前に合流した清武弘嗣を含め、欧州組8人が先発。国内組の一人はA代表デビューの大島僚太という布陣だったが、内容・結果ともに芳しいものとは言えなかった。
 今回は週末のリーグ戦でベンチ外となった清武が2日に始まった合宿初日から参加。しかし、セリエAの開幕から7試合で19分の出場という本田圭佑をはじめ、クラブで出場機会に恵まれない選手たちの“取捨”も焦点の一つとなる。長友佑都、香川真司、岡崎慎司の3人は直近のリーグ戦で後半から途中出場したが、コンディションが不十分と判断すれば、より好調な選手を先発で起用していくべきだ。ただ、そっくり入れ替えても戦術面に問題が生じるリスクがあり、指揮官の判断が問われる。
 もう一つ悩みの種はCBの主力である吉田麻也と森重真人がともに警告を1枚もらっていることだ。同ポジションを本職とする選手を5人招集しているのもそのためだろう。イラク戦はもちろん大事だが、11日に行われるアウェイの豪州戦で二人同時に欠くような事態は避けたいところ。イラク戦は吉田を控えに回し、昨年の東アジア杯で森重と組んだ経験のある槙野智章を使うプランは十分に想定できる。中盤ではUEA戦の先発候補に挙げられながら、左股関節を痛め不出場となった柏木陽介が“リベンジ”に燃えている。おそらくコンパクトな守備ブロックを構築してくるイラクを崩すためのキーマンになりそうだ。もちろん交代カードも含め、総力を挙げた戦いになる。(河治 良幸)

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