■浦和レッズ
先制点を奪い、相手の戦意を削ぐ
第1戦でアウェイゴールを二つ奪っての勝利(2○1)。準決勝の第2戦は準々決勝・神戸戦と同じシチュエーションで迎えることになる。優位な立場に立っていることは確かだが、普段からチームとして重要視している先制点が勝負の行方を左右する。
先制してしまえば、相手は第2戦の90分間で逆転するために最低でも3ゴールを奪う必要が出てくる。逆に先制を許せば、辛うじてアウェイゴール数で上回るものの、合計スコアは2-2の同点。相手も勢いづき、勝負の行方は一気に分からなくなる。
ただ、浦和は現在、ルヴァンカップ準々決勝から公式戦7連勝中。駒井はいまのチーム状況について「みんなが集中して心身ともに最高の状態にあると思う」と語る。「自分たちのサッカーができれば何の問題もない」という関根の言葉も、以前から多くの選手が口にしていたが、いまなら十分な説得力を持つ。
もちろん第1戦でリードした状況とはいえ、「0-1で勝ち抜けることは考えていない」と駒井が言えば、武藤は「負けていい試合はない」と第2戦でも勝利を目指すことを誓った。決勝進出を決めることはもちろん、埼スタで行われる決勝戦に向けて埼スタではずみをつける。それが第2戦の理想である。(菊地 正典)
■FC東京
「まだ終わったわけではない」(東)。勝負の第2戦
ホームでの第1戦で逆転負け。しかも、浦和相手に今季公式戦3度の対戦ですべて逆転を喫してしまっている。ただでさえ苦手と言われている相手だが、もはや観ている側にもその苦手意識が伝わってくるような対戦カードとなってしまうような負け方だった。
「第1戦の勝利にすべてを懸けていた」(東)。だからこそ、痛恨の結果をなかなか受け入れることは難しい。「いまさら何を言っても仕方がないので、次(第2戦)に向けて準備したい」と篠田監督も悔しさを押し殺す口調だった。9月のリーグでの前回対戦(J1・2nd第12節・1●3)で途中まで機能したプレッシングスタイルを、第1戦でも貫いた。先制後も相手に合わせる布陣にすることなく、戦い方をそのまま維持し前に出ることを意識。それでも、最後は浦和の熟練の連係と個の能力の高さに屈した。現状の力量差を、現実として受け止めなければならない。
ただ、「まだ終わったわけではない」(東)。勝負は第2戦に続く。敵地・埼スタでもFC東京は果敢に圧力を掛ける戦い方を継続することは必至。「相手もこの戦い方自体はイヤがっていると思う。もう一回戦って決勝に進むことだけを考えたい」と、キャプテンマークを巻く東がチームの戦う姿勢を代弁した。(西川 結城)