遠藤保仁が決勝に導く値千金のアウェイゴール
第1戦をスコアレスドローで終えた両チーム。雌雄を決する第2戦のために第1戦を欠場したG大阪の遠藤保仁は「先に点が取れればかなり有利になる」とにらんでキックオフを迎えた。
しかし試合が始まると、互いに失点したくないという気持ちが先行したゲームに。けん制し合う時間が長く、なかなか攻略の糸口を見付けられない。横浜FMは18分にマルティノスの突破から、最後は前田がカットインしてシュートを放ったが、GK藤ケ谷の正面に。対するG大阪の決定機は22分。ロングボールに抜け出したアデミウソンが中澤を振り切り、さらにGK榎本もかわす。だが、シュートはパク・ジョンスの体を張ったブロックに防がれ、ゴールならず。
後半に入るとスコアボードが動く。56分、中町のパスに抜け出した伊藤が右サイドの角度のないところから右足を振り抜く。シュートは逆サイドネットを鋭く射抜き、横浜FMが先制に成功した。だが、G大阪の反撃も早かった。63分、右サイドを攻略し、藤本の巧みなクロスを決めたのはトップ下として先発した遠藤保仁。第1戦で神懸り的なファインセーブを連発していたGK榎本もお手上げのシュートが決まり、G大阪が追い付く。1-1の同点でも決勝進出が決まるG大阪は、ベンチに控えていた長沢や大森といった主力選手を投入して活性化を図る。一方の横浜FMは得点が必要だが、この勝負どころで選手層の薄さを露呈。交代出場した選手に見せ場は訪れず、勝ち越し点を挙げることはできなかった。
試合は1-1の引き分けに終わったが、アウェイゴールを奪ったG大阪が3年連続となる決勝に駒を進めた。ホームでの第1戦でアウェイゴールを与えず、第2戦では先制されながらチームの顔が大仕事。総合力で上回ったG大阪の勝ち上がりは妥当な結果だ。(藤井 雅彦)