試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、千葉の選手たちは一斉に顔を下げ、ピッチに視線を落した。ブーイングを浴びせ続けるサポーター。試合後のフクアリは異様な雰囲気に包まれた。
J1昇格プレーオフを目指す10位・千葉はJ1昇格プレーオフ圏の6位・京都に0-3の完敗。これで京都との勝ち点は11差となり、残り7試合で順位を逆転させるのは非常に厳しい状況となった。
「良い準備ができていた」と菅嶋。千葉は用意周到に京都戦に挑んだが、時計の針が2分を指さないうちに京都の堀米がシュートをネットに突き刺す。この失点で千葉は一気に動揺する。「(1失点目で)みんなの気持ちのバランスが少し崩れた」と富澤が振り返ったように、ピッチに立つ選手たちはその後些細なミスを連発。24分の失点も守備陣の連係ミスからイ・ヨンジェにゴールを許したものだった。
千葉は後半に入って巻き返しを図るも、“勝つためには3点が必要”という焦りから、攻めあぐねる場面が頻発。シュートすら放てずにいると、65分にダニエル・ロビーニョがPKを沈めて勝負あり。
大一番の早い時間帯に簡単に失点した千葉は、早々にメンタルを折られた。「見てのとおりの大敗」と長谷部監督代行。少ない好機を決め切った京都が一枚上手だったとはいえ、自滅していく試合内容は今季を象徴する戦いぶりだった。(松尾 祐希)