分かっていたはずの得意な攻撃の形。警戒していたはずの豊田の高さ。それにもかかわらず、柏は鳥栖の前に屈した。
40分に先制を許した場面は鎌田大地の個人技が光ったが、起点はゴールキックを豊田に競り負けたところからだった。前半ロスタイムの2失点目もGK林のフィードを頭でつながれたことから始まり、最後はゴール前へフリーで走り込んだ富山に流し込まれた。
さらに、田中のミドルシュートで1点を返し、スタジアムが押せ押せムードになった中、あっさりと喫した3失点目。これもゴールキックを豊田に簡単に頭で反らされ、フリーで抜け出した鎌田大地に冷静に決められた。
その後、柏は終了間際にこの日は途中出場となったクリスティアーノの豪快な一発で追い上げるも、反撃及ばず。得意の形から得点を積み重ねた鳥栖がリーグ戦5試合ぶりの勝利をつかんだ。
柏にとっては“年間勝点4位”という新たな目標を掲げて臨んだ一戦で痛恨の1敗。今節、ライバルである大宮が勝利したことで順位も抜かれた。その中、唯一の光明は、次節にその大宮と直接対決を控えていること。来週の大一番に向けて、修正は急務だ。(須賀 大輔)