C大阪に依然として残る課題=先制後の試合運び
J1自動昇格とJ2残留。互いの目標へ勝ち点3が譲れないC大阪と山形の一戦は、開始2分、出場停止のディエゴに代わって先発の大黒が決定機を作るが、シュートはバーの上。C大阪も21分、セットプレーから藤本のヘディングがポストに当たると、28分には丸橋の強烈な左足シュートが山形ゴールを脅かす。30分過ぎからは再び山形が反撃。31分、大黒のポストプレーから右サイドを駆け上がった山田がチャンスを迎えたが、シュートは枠を外れた。
互いに決定機を生かせない前半だったが、ロスタイムに試合は動く。ソウザのFKが壁に当たって右サイドへこぼれると、松田がダイレクトでクロス。玉田が合わせてC大阪が先制した。ただし、先制後の試合運びに課題を抱えるC大阪は、後半、受けに回ると61分、ゴール前の混戦でクリアが不完全になったところをアルセウから大黒へとつながれ、飛び出したGKキム・ジンヒョンのクリアが大黒の足に当たって失点。72分、大熊監督は田中に代えて山村を投入。山村をアンカーにし山口とソウザを前に出す[4-3-3]に形を変えるが、74分、山形のカウンターを受けると、後ろから走り込んだ川西をソウザが倒してPK。微妙な判定だったが、これを大黒に決められ、山形に逆転を許した。
終盤、大熊監督は山村を前に上げてパワープレーに活路を見いだすと、後半ロスタイム。松田のフィードをソウザが落とし、途中出場の澤上がDFに囲まれながらも山村へパス。山村のシュートがDFに当たってゴールに入り、C大阪が土壇場で追い付いた。
前節から採用している新システムも機能し、勝利目前だった山形。ホームで勝ち切れず、4位に順位を下げたC大阪。双方に悔いが残る引き分けとなった。(小田 尚史)