FC東京は開始早々の2分に左サイドで複数が絡んだ好連係から、最後は水沼がフィニッシュ。これは相手GKに阻まれたが、14分、同じような流麗な連係から今度は水沼がヘディングで確実にゴールネットを揺らした。今節、負傷欠場の河野に代わって先発を果たしたアタッカー。「うまい選手たちがいる中で、自分にも良さがある。プレーで、声で、チームを引っ張った」。今季リーグ戦初得点を挙げた水沼は、充実の表情で語った。
その後は徐々に仙台がボール保持の時間帯を増やしていったが、FC東京は「割り切って守備ブロックを作って、そこからカウンターの形にした」(田邉)ことで崩れることはなかった。前節・鹿島戦(2○1)では篠田監督が本来目指すプレッシングサッカーとパス回しからの攻撃が発揮されたが、今回は相手の出方を冷静に見た上で戦い方を選択。「FC東京さんの代表CBが二人いるような最終ラインをなかなか破ることができなかった」と仙台の渡邉監督も振り返った。
最後まで追加点は奪えなかったが、盤石な展開で逃げ切ったFC東京が今季ホーム最終戦を勝利で飾った。来季の続投が確実の篠田トーキョーは、最終節・大宮戦を経て、天皇杯のタイトル獲得に臨む。(西川 結城)